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組立作業の改善 「コンテナ 編」
2020.11.27
前回の記事 組立作業の改善 「アーム 編」では、「部品を取る距離が遠い = 時間がかかる」の気付きから、ピボットアームを使用して
「部品を取る距離を短くする = 時間短縮になる」という改善をご紹介いたしました。
今回は部品の取り出しを快適にするコンテナ(パーツトレー)を使用した改善をご紹介いたします。
はじめに改善前の作業机をご覧ください。


みなさんの作業机も、このように組立部品を空き箱やコンテナに入れていませんか?
以下の画像は、組立部品(M4平ワッシャー)を空き箱に入れた時の作業状況です。





部品を取る作業となると、部品を引き起こしてから指で挟まなければならず、大変取りにくいです。
問題となるのは……
部品が取りにくい = 時間がかかる
ということです。
取りにくい部品をつかむ作業は、時間がかかり遅滞を起こす原因にもなり、作業者の疲労にもつながります。
そこで次のように改善しました。





取りやすい形状のコンテナに部品を入れました。
人差し指と中指で部品を引き寄せ、親指の上に乗せて挟むので、大変取りやすくなります。
コンテナの先端が薄くなっているため、指でつまみやすくなっています。
つまり改善のキーポイントは……
部品を取りやすくする = 時間短縮 + 疲労軽減
ということです。
弊社では前回ご紹介したピボットアームと組み合わせて、次のように使用しています。


ピボットアームで近い位置に配置し、アームにコンテナを取り付けています。
コンテナはワンタッチで取り付けが可能で、溝があれば自在に位置も変えられます。



今回は部品の入れ物を変えるという単純な改善でしたが、普段は特に問題とも思っていない部分に焦点を当てることで、時間短縮、疲労軽減につながる改善としてご紹介いたしました。
組立作業の改善の記事は、「部品配置編」、「アーム編」、「コンテナ編」をご紹介しましたが、その改善活動をまとめた「Webセミナー」を来年1月と2月に開催いたします。
Webセミナーの詳細につきましては、下記をご参照ください。